【初心者さん向け写真講座①-1】基礎知識で、マニュアル撮影は簡単!

2022.9.8更新

一眼レフの基礎知識の講座(1回目)

しろくまくん
しろくまくん

最近、ソロ活の一つで一眼レフ買ってみたんだよねー。

レモンのとなり
レモンちゃん

そうなんだー。

一眼レフユーザーが増えるのは嬉しいな…。
でも、新しく一眼レフ買う人って珍しいね。

 

しろくまくん
しろくまくん

スマホで撮れる時代に、
あえてカメラを買うって、

みんなと違ってなんか面白そうだなって思って。

レモンのとなり
レモンちゃん

しろくまくんっぽい斜めな感じがいいねー。

しろくまくん
しろくまくん

で、オートで撮るのはできるようになったんだけど、

なんだが単調だし、簡単すぎて拍子抜けした…。

れもんちゃんはカメラ歴長いけど、
飽きることってないの?

レモンのとなり
レモンちゃん

白くまくん、もう飽きちゃったの?

オートで撮ってるなら、
試しにマニュアルで撮ってみたら?

失敗できるって面白いよ。

しろくまくん
しろくまくん

え、めんどくさいよ。

それより、エモい写真のとり方教えてよ!

撮影スポットとかも知ってるんでしょ。

レモンのとなり
レモンちゃん

エモい写真を取りたいなら、マニュアル撮影は必須だよ。

しろくまくん
しろくまくん

どういうこと?

エモい写真撮るのに失敗が必要ってこと?

レモンのとなり
レモンちゃん

ちょっと違うよ。

オートで撮ると適正露出といって、
カメラが判断して適切な明るさにしてくれるんだけど、

それだとエモい明るさにならないんだよ。

コントロール可能なマニュアル撮影でないと、

自分の思う明るさ(エモい感じ)には調節しにくいんだよ。

コントロールが自分でできるから、
失敗もつきものってことだよ。

しろくまくん
しろくまくん

なるほど…、

でも、マニュアル撮影ってなんか難しそうだね。
失敗したくないし。

レモンのとなり
レモンちゃん

大丈夫!3つの数値の組み合わせと、

指標になるものさし(センパチ)
が分かれば意外と簡単だよ。
失敗から新しい表現が生まれることもあるんだよ。

というわけで…

初心者の方にこそ身に着けてほしい、一眼レフの基礎知識の講座(1回目)です。

今回は、はじめに知ると便利な基礎知識のお話です。

特に、ソロ活で始める方におすすめします。

この基礎知識があれば、マニュアルで撮影できちゃいます。

マニュアル設定のポイント

写真をマニュアル設定で撮る時には、

以下の3つの数値(F値、シャッタースピード、ISO感度)の設定が

必要になります。
設定時のものさしとして「センパチの法則」という知識が役に立ちます。
・F値
・シャッタースピード
・ISO感度
・センパチの法則

とりあえず上の3つは数値で表されます。

それぞれの意味を順に確認していきましょう。

 F値について

まず、F値についてです。(F値は 絞り という表現をすることもあります)

F値とは、レンズの穴をどれだけ開くのか数字で表したものになります。

  • 数値が小さいほど大きく開く。(開放という)
  • 数値が大きいほど小さく開く。(絞るという)

F値の配列と特性

・開放は光が沢山入ってくるので「明るく」なる。
ピントが合う範囲が狭い。(ボケ効果を入れやすい

・絞ると光が沢山入らないので「暗く」なる。
ピントが合う範囲が広い。(手前から奥まで景色がくっきり

F値についてはこちら(F値について)の方でさらに詳しく解説しています。

シャッタースピードについて

シャッター幕をどれだけの時間開けているのかということです。

カメラの仕組み上、シャッター幕は常には閉じられ、撮影時だけ幕が開きます。

撮影する時に、シャッターを開けている時間の長さの事です。

  • シャッターを長い時間開ける(低速、スロー)例.滝の水を線のように撮る
  • シャッターを短く時間だけ開ける(高速)例.落下する水を水滴にして撮る

シャッタースピード(SS)

  •   低速は長く開けているので光がたくさん入り「明るく」なる
    動いている部分だけがブレて、動きの感じる写真になる
  •   高速は短く開けているので光が少なく「暗く」なる
    人の目では感知できない一瞬を捉えられる

シャッタースピードについては、こちら(シャッタースピードについて)で詳しく解説しています。

 

ISO感度について

簡単に言うとカメラが光を感じる度合いのことです。(感度)

ISOとは国際標準化機構で定められたものという意味です。

  • ISO は低いと低感度という
  • ISO は高いと高感度という

ISO感度

  • ISO は低いと光を感じにくく「暗く」なる
    明るい場所での撮影向き
  • ISO は高いと光を感じやすく「明るく」なる
    暗い場所での撮影向き

*ISOには注意点があります*

ISO低いと画像は滑らか
ISO高いと画像がザラザラする(画質が落ちる)

性能の良いものは高感度でも画質の悪さは目立たちません。

古い機種はISO1600以上にするとザラザラすることがあります。

しろくまくん
しろくまくん

なるほど…、

でも、組み合わせってどうしたらいいの?

簡単に分かる目安はある?
さっき言ってたものさしとか関係するの?

レモンのとなり
レモンちゃん

そう!
白くまくん、察しがいいね。

目安とか指標がないと、

どう組み合わせていいか迷っちゃうよね。

そこで「センパチの法則」の出番です。

何を指標にしたらいいのかということです。

それを解説していきます。

センパチの法則を用いる

しろくまくん
しろくまくん

え?センパチって何?

金八?

レモンのとなり
レモンちゃん

金八先生、懐かしいなぁ…。
金八でなく「センパチ」だよ。
センパチって聞き慣れない言葉だよね…。

センパチとは、

フィルムの時代、失敗しないための設定として使われていました。

地球上どこにいても晴れている日中では、

ISO400のフィルムで撮る場合、
シャッタースピード 1/1000秒(セン)の時、
F値8(パチ)にする。

大きな失敗はない。

ここでの失敗は、
画面が真っ白、もしくは暗くて全く写らないと定義します。

センパチを一つの指標にするのが、手っ取り早いです。

私の個人的な意見ではこの設定だとかなり暗めなので、

これより明るめに設定することが多いです。

レモンのとなり
レモンちゃん

これが分かったらあとは撮るだけだね。

ソロ活でも心配ありません。

一人でもできる練習法は、こちら(自主練習方法①)に記事を書きました。

こんなふうに色々チャレンジしてみてください。

ポイントは、シャッターを押す度に画像を確認し、毎回チェックすることです。

季節や時間により光の強さが違いますので、違いを楽しむのも楽しいと思います。

 

まとめ

マニュアル設定3つの数値センパチの法則で撮れる
F値… レンズの穴の大きさ
数値が小さいと穴は大きく明るい、数値が大きいと穴は小さく暗い
シャッタースピード…シャッター幕を開いている時間のこと
低速(スロー)は明るく、高速は暗い
ISO感度…光を感じる度合い
低感度は暗い、高感度は明るく写る
センパチの法則(晴れている日中での失敗しない撮りかた。)
  ISO400、SS1/1000秒、F値8で撮る
これを指標に設定を変えていく。

F値シャッタースピード、ISO感度には特性があります。

今回の内容の自主練の方法はこちら(自主練方法①)です。

初心者さんには、

【初心者さん向け写真講座②-1】ホワイトバランス(色調整)も、

覚えておくと便利な知識になります。

今回の光の調整と、

ホワイトバランスの知識があると、

マニュアル撮影がスムーズにできるようになります。

最後までありがとうございました!

お役に立てると嬉しいです。

カメラを買ったら一緒に買う必要のあるものもまとめました。

カメラ旅行に持っていくべきものもまとめてありますので、

参考にしてください。

しろくまくん
しろくまくん

分かったような、わからないような…

とりあえずやってみようかな…。

レモンのとなり
レモンちゃん

しろくまくん、楽しみながら撮ってみてね。

では、また!